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NHK総合 【おはよう日本】“死後離婚”配偶者の死亡後に“離婚”増加 死後離婚のススメ?!

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「死後離婚が増加!?」

 

今朝のNHKの「おはよう日本」で、放送していました。

 

昨今、「死後離婚」の件数が増加の一途のようです。

 

「姻族関係終了届」の申請件数はうなぎ登りのようです。

 

 

「死後離婚とは?」

 

死後離婚とは、正式な法律用語・名称ではありません。

 

配偶者(夫でも妻でも可)の死後に『姻族関係終了届』を提出することで、配偶者の血族との関係を終了させることができます。

 

法律的には、配偶者の死後に離婚することはできません。

 

この『姻族関係終了届』を提出することによって、事実上、離婚と同じ扱いをすることが可能となるので『死後離婚』と呼ばれています。

 

ちなみに、「姻族」とは、いわゆる「義理の父・母・兄弟」のことを言います。

 

 

「姻族関係終了届を提出した効果は?」

 

『姻族関係終了届』を提出すると、端的に言えば「結婚前の状態に戻せる」ということになります。

 

法律上、姻族とは、他人に戻ることができます。

 

単に、事実上の関係(義父さん!とか嫁さん!とか呼ばれる関係だけでなく)が、法律上、姻族の扶養義務がなくなります。

 

夫方(姻族)の墓に入る必要性なくなりますし、墓守(墓の管理義務)もなくなります。

 

さらに、姻族(義理の父母)等の扶養・介護の世話をすることも、経済的に助ける必要もなくなります。

 

しかも、提出したその日から効力が発生します。

 

 

「姻族関係終了届の提出時のポイント」

 

「姻族関係終了届」を提出する際には、配偶者の同意は不要です。

 

配偶者の相続・遺族年金も受けられます。

 

ただし、いったん提出する「やっぱり、元に戻したい!」と元に戻すことは出来ないので、慎重に検討しましょう。

 

また、NHKの番組で、弁護士は、

 

「理想として、生前に話し合っておいた方がいい」

 

と話していました。

 

可能なら、事前に話しておいた方が、「姻族関係終了届」を提出したあとも、スムーズに運びそうですね。

 

 

「義理の両親の相続を受けることはできなくなる?

 

勘違いされやすいのですが、そもそも、妻は、夫の両親(義理の両親)の相続権はありません。

 

義理の父→義理の母→夫→妻

 

という流れ相続が発生すれば、結果的に、義理の両親の財産を相続することになります。

 

しかし、義理の両親より、先に夫が亡くなった場合は、義理の両親の相続財産を、直接、妻が受けることは出来ません。

 

この流れで、相続が進んだ場合、それぞれの相続で、他に相続人が不在で、単独相続になった場合なら、それなりの相続財産を得ることもできます。

 

しかし、相続人が複数人いて、分割して、相続することになった場合は、義理の両親が、よほどの資産家でない限りは・・・

 

財産が地方の一軒家のみ!

 

兄弟がたくさんいる!

 

といったケースでは、期待薄ですね。

 

逆に、資産家の場合、多額の相続税が発生しますので、やはり・・・

 

「女性(妻)のための制度?!

 

制度上は、夫妻のどちらからでも、「死後離婚」は可能ですが、放送で出てきた「セミナー」への出席者は、女性ばかり!

 

専門家の方も

 

「相談に来られる方の大半は女性です!」

 

と、お話しされていました。

 

 

管理人の奥さんも、こんなことを話していました。

 

「友達も、死んでまでもダンナとはいっしょにいたくない! 同じ墓には入りたくない!」

 

と。

 

現実主義者の男性としては

 

「墓守という実害を嫌うのならともかく、「死後の世界」までもか・・・」

 

と思うのですが、ロマンチックな?女性としては、こういう感覚のようなんですね。

 

男性には、いつになっても、乙女心が理解できないものです・・・

 

だから、「熟年離婚」「死後離婚」されてしまうのでしょうね。

 

 

「「姻族関係終了届」を提出する動機は?」

 

いっしょに、墓に入りたくない!

 

という理由だけではないようです。

 

NHKの番組で、インタビューを受けていた方は、

 

「生前、夫と夫の親から、言葉の暴力を受けていた・・・」

 

と動機を話していました。

 

モラハラ的な動機・義理の両親との性格の不一致といった精神的な動機だけではなく、「介護」等負担・経済的負担も「動機」となっているようです。

 

 

「熟年離婚」に続いて、「死後離婚」の流行!

 

男性には、冬の時代が続きますね・・・

 

いずれにしても、日ごろから、奥様とコミュケーションをとり、奥さんを大切にしましょう!!