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まもなく春の叙勲!! 勲章の種類は? 元大学教授の叙勲申請を元担当者が教えます!

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「叙勲とは?!」

 

国が、公共・社会に功労があった人(70歳以上・所定の条件に該当する55歳以上)に授与するものです。

 

種類は大きく分けると5種類です。

 

①大勲位菊花章

 

②桐花大綬章

 

③旭日章

 

④瑞宝章

 

⑤文化勲章

 

 

瑞宝章は、国・地方自治体に勤務した人、危険性の高い業務、精神的・肉体的に著しく労苦が多い業務に従事した人に賞状とバッジが贈られます。

 

賞金はありません。

 

名誉です!

 

「式典は、年2回開催!」

 

有名な式典は、毎年2回(春は4月29日、秋は11月3日)の春秋叙勲ですね。

 

勲章の授与・伝達のうち、大勲位と各章の大綬章は宮中で授与式が行われ、天皇が親授することになっています。(親授式)

 

その他にも等級に応じて宮中で内閣総理大臣が伝達したり、所管大臣が伝達したりすることもあります。(伝達式)

 

「勲章の種類・読み方、授与対象者」

勲章の種類・読み方・授与対象基準は、↓となります。

 

 

「元大学教授は、どうしたら、もえるのか? 申請手続きは?」

 

ぼくは、今から、10数年前に、文部科学省の出先機関である「国立大学」で働いていたときに、この「叙勲申請」の担当をしていた時期があります。

 

なお、今からお話しする内容は、あくまでも「当時」のことです。

 

最新の情報・事情とは多少違うところがあるかもしれません。

 

 

叙勲の対象は「教授」として定年退職を迎えた方です。

 

いちおう、「70歳」という基準がありますが、70歳になると自動的にもらえるわけではありません。

 

文化庁→文部科学省本省経由で「平成29年度 春の叙勲者について」といった書類が、事務方に送付されてきます。

 

その書類には、

 

「今回は、昭和〇年〇年〇月~昭和△年△年△月生まれの者」

 

といった形で、授与者の範囲が指定されています。

 

だいたい、半年くらいずつ進んでいく感じでした。

 

上司いわく

 

「前が詰まってて、進んでいくペースが落ちている!」

 

とのことでした。

 

 

「先生たちは、勲章をもらいたい!!」

 

たまに、定年された元教授から、問い合わせがあります。

 

「前回、〇〇先生がもらっていたから、そろそろ、ぼくの番では?」

 

と。

 

もらいたくて、うずうずしているんですね~

 

 

「叙勲の申請書類・手続きは?!」

 

提出する書類は2つです。

 

①申請書

 

②功績書

 

申請書は、氏名等のパーソナルデータがメインですが、もう1つ重要な箇所が!

 

それが、「点数計算」(と呼んでました)です。

 

社会人デビュー~定年までの履歴書を書くのですが、さらに、この履歴・職歴を点数化するのです。

 

文化庁から、計算式(点数表)が同封されています。

 

たとえば、

 

教授1年=1点・助教授1年=0.8点・講師1年=0.5点・助手1年=0.3点

 

※職名の呼び方は「当時」

 

といった具合に。

 

なので、若くして教授になった先生は、高スコアに。

 

定年間際に、教授になった先生は、低スコアに。

 

そして、スコアによって、どの勲章かが決まります!

 

50点か~ おっ「勲三等旭日中綬章」だ!

 

という感じで。

 

しょせん、他人事なので、ゲーム感覚です。

 

 

「先生の功績書は、誰が書く?」

 

功績書とは、

 

この教授は、こんなにエライんです!

 

こんな研究をして、こんな論文を書いて・・・

 

と褒めたたえる文章です。

 

ぼくの大学は「医学部」でした。

 

当然、医療関係の功績を書く必要があります。

 

もちろん、純度の2万%混じりけなしの文系人間のぼくには書けません・・

 

しかも、会ったこともない、おじいちゃんだし!

 

 

じゃ、どうする?

 

その講座(内科とか外科とか耳鼻科とか)の後輩・現役教授に頼みます!

 

 

「依頼にしてみると・・・」

 

年齢が離れていてよく知らない!

 

とか

 

外部から来たので面識がない!

 

と現役教授が嫌がるのでは?と思っていたのですが・・

 

二つ返事で引き受けます!

 

「お!! 〇〇先生は叙勲なんだ! おめでたい! パーティを開かなきゃ! 功績書?  書くよ~~!!」

 

という前向きなリアクションがほとんど。

 

こちらも前向きにとらえましょう。

 

きっと、〇〇先生にお世話になったから、自分のことのように喜んでいるんだろうな~

 

 

うがった見方をすると、

 

ちゃんとパイセン教授のために尽くすのが現役教授のつとめだ!

 

自分が叙勲を受けるときは、未来の現役教授君よ、よろしくな!!

 

ということなんだろうな~と。

 

 

「そして申請! そして賞状が到着!」

 

無事に申請を果たし、忘れた頃にブツ(賞状。バッジも送られてきたかもしれませんが、記憶にない・・)が送られてきます。

 

 

賞状を見ると・・・

 

「勲三等旭日中綬章」じゃないじゃ~ん!

 

1つズレてる!!

 

なんてことも。

 

間違えてもペナルティもなければ、そもそも問い合わせすら、きません。

 

せめて、こちらで作った計算書を赤ペンで添削して返却してくれれば、間違った箇所も分かるのですが・・

 

結局、何を間違えたかもわからず・・・

 

ペナルティもなくユルユルな手続きなので、緊張感なし!

 

他人事だし。。。

 

 

「このスキルは他では、まったく使えない・・・」

 

余談ですが、公務員を退職し、転職活動する際、職務経歴書に「叙勲」のことを書いたのですが、誰からも反応されませんでした・・・

 

このスキルを活用してステップアップできる!とはさすがに、思っていませんでしたが・・

 

面接のときの話のタネくらいにはなるだろう~と思っていたのですが、予想以上に無反応でした・・・

 

 

「まとめ」

 

・勲章の種類は結構ある

 

・勲章をもらいたい人が多い!

 

・叙勲申請のスキルは役に立たない!!