企業法務・マネー・お得情報研究所

経営法務コンサルタント・AFP・元法務部員がマネー・お得ネタ・企業法務の情報を発信します。

決済手段の選び方  決済手段と利益率との関係は?! 決済方法と資金繰りとの関係は?!

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

広告

f:id:turutaka2015:20170220170921p:plain

 

「決済手段によって、利益率(利益額)は大きく異なる?!」

 

以前、こんなことがありました。

 

目先の売上しか考えてこないクライアントは、基本事項である「決済手段」と「利益率」の関係性すら理解していませんでした・・・

 

 

この会社で、扱っている決済手段は次の4つです。

 

①現金払い

 

②外部の信販会社の分割払い

 

③自社での分割払い(自社割賦)

 

④クレジットカード決済

 

 

この決済手段別に、「利益」を試算してみます。

 

Ex.商品「通信教育講座」(通信販売)・価格40万(原価・その他コストは考慮せず)

 

 

※単位:万円

A.最終利益ベース

キャッシュ

コスト

最終利息収入

最終売上

最終利益

③自社割賦※1

5

0

15

55

55

①現金

40

0

0

40

40

②信販※1・3

40

0

0

40

40

④クレカ※2

38

-2

0

38

38

※1:36回払・金利15%

       

※2:決済手数料5%

         

※3:信販利益15

         
           

B.キャッシュベース

キャッシュ

コスト

最終利息収入

最終売上

最終利益

①現金

40

0

0

40

40

②信販

40

0

0

40

40

④クレカ

38

-2

0

38

38

③自社割賦

5

0

15

55

55

           

という順位になります。

 

利益を追求するならば、③自社割賦がベストな決済手段となりますね。

 

キャッシュフロー重視なら、①現金払いか②外部信販会社の利用がベストな決済手段となります。

 

 

「他にも、考慮すべきポイントがある!!」

 

うちの会社は、資金に余裕があるから、③自社割賦で、利益追求型でガッツリと!!

 

うちの会社は、資金繰りが苦しいので、①現金払いか②外部信販会社の決済手段を利用しよう!

 

ちょいとお待ちください。

 

これは、販売する会社側からだけの都合・目線です。

 

購入者・消費者目線が欠けてますよね?!

 

 

 

 

「消費者の利便性は? どの決済手段を選ぶ?」

 

購入者・消費者にとって、もっとも、経済的に「お得」なのは、ダントツで、①現金払いになります。

 

がっ!

 

契約時に、多額の現金が必要となるため、経済的に余裕がある方しか利用できません。

 

その他の決済手段の場合、最終的な支払い総額は「同額」となります。

 

※それぞれの会社の利率は考慮していません。

 

 

となると、もっとも、手間がかからない・使いやすい手段を選びたいのでは?

 

その観点ですと、お手軽に決済ができる④クレジットカード決済に軍配でしょうか?!

 

クレジットカード払いなら、カード会社からのキャッシュバック・ポイント還元が付くケースが多いのですから、さらに「お得」になりますしね。

 

ただし、クレジットカードの場合、年配の方やクレジットカードの利用には抵抗がある方もいますよね?!

 

また、クレジットカードを持てない人(クレジットカード会社の審査が通らない)や決済額の上限がある方などもいますので、全員が、この決済手段を選択することも考えにくいのではないでしょうか?!

 

 

「利便性」

契約時

最終支払額

手続き

備考

自社割賦

5

55

×

要:契約書の記入

現金

40

40

多額の現金が必要

信販

5

55

×

要:契約書の記入

クレカ※1

1~55

55

現在のトレンドか?

※1リボ払い・一括払いで異なる

     

 

 

 

「購入者・消費者の属性も?!」

 

また、購入者・消費者の属性にも注意すべきでしょう。

 

上述したように、クレジットカード決済(WEBからの決済)の場合、お年寄りやWEBに弱い方の利用は期待しにくいのではないでしょうか?

 

自社製品・サ―ビスの購入者・消費者が、お年寄りやWEBに弱い方が多いようでしたら、「クレジットカード決済」は、導入しても、あまり効果は期待できないでしょう。

 

自社製品・サ―ビスの購入者・消費者の属性に合わせた決済手段を用意するのが、ベストでしょう。

 

 

「まとめ」

 

・会社が、どの決済手段を利用するかは、単に利益率(利益額)・キャッシュフローから判断するのではなく、消費者の属性や商品・サービスの特徴から、幅広い選択肢を、そろえておくのがベスト!?

 

 

mocha-afp.hatenablog.com