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不倫・セクハラ訴訟・訴訟 不倫裁判は、こうして起こった?! そして和解した・・

http://uxlayman.hatenablog.com/entry/2017/01/26/insentens

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「訴状は急にやってこない!」

 

以前、ある会社の法務部に在籍していたときに、こんなことがありました。

 

いつものように、会社の幹部に呼び出され、応接室に入るなり、書類を渡されました。

 

手渡された書類には、見慣れぬ文字が。

 

 

「訴状」

 

・・・??

 

実は・・・・

 

 

「訴訟までの経緯」

 

どうやら、会社が運営する飲食店の店長が、しくじってしまったようです・・

 

・店長(既婚)が、アルバイト店員(女子大生)と関係を持つ

 

・店長の奥さんが、店長(夫)のスマホをチェックし、関係が発覚

 

・奥さんが、相手の女子大生と面会(事情確認)

 

・奥さんが、相手の女子大生と再度の面会を求める(謝罪要求)

 

・女子大生と連絡が取れなくなる(LINEブロック)

 

・怒った奥さんが、弁護士に依頼し、女子大生を「不倫」(損害賠償請求)で提訴

 

・女子大生も弁護士に依頼し、店長に「セクハラされた!」と内容証明郵便送付

 

・店長が「内容証明郵便」を黙殺・放置

 

・女子大生が店長及び雇い主であるクライアント会社を「セクハラ」で提訴

 

・準備書面提出期限の直前に、ぼくに相談してくる

 

 

「本人訴訟?! 正気か!?」

 

顧問弁護士に依頼するにしても、期日ギリギリなので、大丈夫なのだろうか?!という心配をよそに、社長から予想外の一言が発せられました。。

 

 

よし!裁判は自分でやろう! 

 

費用がもったいないし!

 

費用を店長に負担させたらかわいそうだ!

 

むかし、少額訴訟の経験もあるし!

 

簡単だった!

 

じゃ、書類を準備しておいて!!

 

 

 

ええ~~~!!

 

少額訴訟とは、ぜんぜん、勝手が違うと思いますが・・・

 

この人の頭は大丈夫なのだろうか?

 

訴訟の準備書面・答弁書なんか、作ったことないし・・

 

裁判所からの書類には、内容は何も書かれていないし・・・

 

 

「自分で訴訟の準備書面・答弁書は作成できるのか?」

 

時間もないので、さっそく、ネットで調べたうえで、裁判所へTELをして聞いてみましたた。

 

ぼく:〇〇号の当事者なんですが、本人訴訟で臨むつもりです。

 

準備書面・答弁書はどう書いたらいいのですか?

 

裁判所:えっ!? そうなんですか・・・ 〇〇な感じで・・・

 

だけですか?!

 

最近は、許認可や登記については、自分で申請する人が増加しているようで、役所のHPには、フォーマット・記入例などが掲載されていて、とても充実しています。

 

それに対して、裁判所は違いますね・・・

 

もっとも、通常の訴訟は、弁護士をたてるのが、「普通」なのでしょうね。

 

というわけで、自信がなくなり、顧問弁護士へ相談することに。

 

 

弁護士:自分でやるの? 

 

社長は、変わりってますな~

    

失敗したら、1発で敗訴になることもあるので、要注意ですよ。

 

ぼく:ですよね・・・

 

 

というわけで、社長に再度意見を。

 

・少額訴訟と違って、手続き・内容が高度なこと

 

・敗訴になると、高額の損害賠償を払うことになること

 

と説明し、妥協案を引き出すことにチャレンジしました。

 

すると、、

 

じゃ、書面の作成だけ弁護士を依頼してくれ。

 

期日には自分が行く!

 

 

 

えっ! 

 

地方なのに・・・

 

 

とりあえず、至急、顧問弁護士に連絡を取り、準備書面等の書類作成を依頼し、同時に、顧問弁護士から、期日の延期申請もしてもらいました。

 

そんなことも出来るんですね・・

 

 

「訴訟の準備書面・答弁書が出揃う!」

 

両代理人(弁護士)が、書類を作成し、出揃いました。

 

 

改めて見てみると・・・

 

こんなの作れるわけがない!!!

 

危ないところでした・・・

 

ぼくの作成した書類のせいで、1発敗訴していたら・・・

 

確実に、

 

お前のミスだ!

 

全額払え!

 

と言われていましたね・・・

 

何せ、スーパーブラック企業でしたので。。

 

 

 

「第1回期日!」

 

そんなこんなで、第1回期日がやってきました。

 

社長は、地方までわざわざ出張!!

 

帰ってきたので、報告を聞くと、

 

 

10分で終わった。

 

特に、何もなく、次回の期日を決めただけだ!

 

とのこと。

 

 

「再度、説得!」

 

その後、顧問弁護士からも、再度、「本人訴訟は止めたほうがいい」とのアドバイスをいただいたので、再度、社長の説得にチャレンジです。

 

すると、

じゃ、弁護士費用は、店長に出させよう! 

 

それならいい!

 

 

先日の社員想いの発言は、地方の裁判所に忘れきてしまったのでしょうか?

 

とにかく、裁判を顧問弁護士に依頼することができたのはなによりです。

 

 

「TV電話?!」

 

顧問弁護士へ地方の裁判所へ出張を依頼するので、費用は高額になりそうだな・・・

 

と心配していたのですが、

 

顧問弁護士から、

 

TV電話を使えば、現地へ行かなくて済むので、そうしましょう!

 

とのありがたい助言がありました。

 

これで、費用も抑えられるし、体制は整いました!!

 

 

「不倫・セクハラ訴訟って、エグイ・・・」

 

あらためて、女子大生サイド(原告)からの準備書面・答弁書を、よく読んでみると・・・

 

中身がエグイです・・・

 

その日の出来事が、時間軸で事細かに、表現されています。

 

中には

 

「店長は避妊具もつけずに・・・」

 

とか、エグイことも書いてあります・・・

 

 

「店長へのヒヤリング」

 

顧問弁護士から、当事者である店長へヒヤリングをしたい!

 

との連絡があり、両者のスケジュール調整をしたうえで、当日は、ぼくも同席することに。

 

顧問弁護士からの店長への質問もエグイです・・・

 

 

ラブホテルの名前は?

 

ラブホテルへは、どちらが誘った?

 

ホントに避妊具はつけなかったのか?

 

 

と、書類に書かれている内容を1つ1つ確認していきます。

 

 

 

「依頼人はウソをつく!」

 

ドラマや映画で、

 

依頼人はウソをつく!

 

という場面を、よく見ますよね?

 

顧問弁護士は、ハッキリとは言わないのですが、その気持ちが「ありあり」なんです。

 

 

弁護士:関係は1回だけですか?

 

店長:はい!

 

弁護士:ホントに? ふつう、1度関係を持ったら、何度も・・・と思うでしょ?

 

店長: ホントに1度だけです・・・

 

弁護士:もう1度!という気持ちにはなったでしょ? 

 

店長:いや・・・

 

弁護士:誘ったことくらいはあるでしょ? ごはんくらいは?

 

店長:誘ったことはありますが・・・ スケジュールがあわなくて・・ ごはんには行きました・・

 

やっぱり、出てくるんかい!!

 

その様子は、まるで、鬼刑事の取り調べのようです!(想像)

 

ますます、プロである弁護士以外には、出来ないと痛感しました。。

 

 

「そして、不倫・セクハラ裁判は淡々と進んでいく・・・」

 

その後は、とくに、大きな動きもなく、たんたんと裁判は進んでいきました。

 

顧問弁護士からも、書類関係のコピーとメールで状況報告を受けるくらいでした。

 

相手(原告)側の書類を読んでいると

 

負けるのでは?

 

と心配になったのですが、

 

顧問弁護士に確認すると、

 

 

大丈夫でしょう!

 

勝てますよ!

 

 

といった前向きな見解でした。

 

やはり、プロの見方は、違いますね。。

 

 

「裁判所から和解案の提案があった!」

 

そうこうしているうちに、顧問弁護士から連絡ありました。

 

裁判所が和解案を提案してきた!

 

とのこと。

 

和解案は、

 

女子大生・店長・会社の3者→請求額の1/3ずつの慰謝料を奥さんに支払う!

 

というもの。

 

店長・会社→奥さんへの支払い分は、のちほど「返金」してもらえるので、実際には、「支払いなし」になります。

 

事実上は、

 

女子大生→奥さんに慰謝料を払う。(請求額1/3)

 

という奥さんの完全勝利の内容でした。

 

 

ですが、こちらとしては、会社を当事者から外して欲しいと顧問弁護士へ依頼。

 

そして、なんとか、それでまとめてもらうことに成功しました。

 

女子大生・店長→奥さんに慰謝料を払う!

 

という決着でした。

 

結局、ただの不倫のドロドロ話でした・・・

 

 

「ぼくの不倫裁判・セクハラ裁判への感想」

 

事実も、店長と女子大生との不倫だったようなので、そのままの決着でした。

 

セクハラはありませんでしたし、裁判所からもセクハラの認定は受けませんでした。

 

そしれ、事態がここまで大きくなってしまった要因は、店長にあります。

 

女子大生の代理人弁護士からの内容証明郵便を受け取った段階で、話し合いのテーブルについていればよかったのです。

 

内容証明郵便には、

 

話し合いたいので、〇日以内に連絡をください。

 

連絡がない場合は、法定措置をとります。

 

と書いてありました。

 

 

 

「まとめ」

 

①不倫の代償は大きい(一般人でも)

 

②訴訟は、弁護士に依頼すべき

 

※内容が高度&負けた時のコストが大のため

 

③苦手なこと・不明なことも放置しない・逃げない

 

※内容証明郵便をスルーするのは危険です

 

④安易に訴訟しない・訴訟させない

 

※奥さんの短絡的な訴訟!という決断は? 弁護士が儲かるだけ?!

 

今回は、この件で、会社が店長に処分等の不利益なことはしませんでしたが、評価が下がったのは確実でしょう。

 

現時点の日本では、訴訟に発展することは、コスト面・リスク面で得策でないケースが多いです。

 

和を以て貴しとなす!

 

先人の教えを肝に銘じて、火は、ちいさいうちに、消化しましょう。

 

 

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